高校教師が教える『化学実験室』
工学社I/OBOOKSから出版「高校大学の授業にプラスアルファ!ユニークな実験集」


著者ごあいさつ:「はじめに」より
「ユニークな実験で、化学の学習にプラスアルファ!」
                          山田暢司(やまだようじ)

 近年、テレビや新聞、書籍などのメディアに、化学をテーマにしたものが数多く見られるようになりました。テレビのクイズ番組でも、表面的な説明にとどまらず、物性や反応のしくみにまで言及されることも少なくありません。身近な生活素材や健康・環境・エネルギーなどにも及ぶ関心の高まりは、なぜそうなるのか、どうなっているのか、というシンプルな好奇心が背景にあるのでしょう。
 しかし、この動向は、生徒・学生時代に化学実験の経験が少なく、物質に触れたり、化学現象を目にしたりという体験の乏しい人が多いということの反動だと指摘する人もいるようです。
 確かに教育現場での化学の指導が、元素や反応式の暗記に偏りがちでは、敬遠される教科となってしまう傾向は否めません。また、化学への興味関心を適切に育むことができなければ、資源小国・技術立国の我が国の将来を危ぶむ声が出てくるのも当然です。

 さて、本書では、そういった背景を踏まえ、興味関心を高める素材を用い、手応えのある実験を通じて、化学の学習の幅を広げることを重視しました。とにかくやってみよう的な楽しい実験も含まれますが、準備物や操作のコツ、原理の解説をベースに、そのまま実験プリントとして活用できる専門・実用書という作りを意識しています。本書のサブタイトルには「プラスアルファ」「ユニーク」とありますが、教科書の確認実験とは少し違った切り口と考えてみて下さい。きっと、化学現象に対する視野が広がってくるはずです。
 
最後に、このたび、出版というありがたい機会をご提供下さいました工学社の関係の皆様に深く感謝申し上げる次第です。


○書籍内容紹介


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編集:山田暢司