「サイト管理者 山田暢司 より」



<1998年サイト設置時の紹介文:Script by 山田(1998年)>
 このサイトは1998年当初、教員のための支援サイトとしてスタートしたものです。諸般の事情(公的施設使用による情報提供や著作権、安全上の問題)があって、サイトの性質を変えて行かざるをえませんでした。しかし、タブレット端末が急速に普及し、今や小中学生がスマホを持ち歩く時代になり、当初の問題意識と見事に合致するものがあります。メモリアルページとしてしばらく削除はせず、保管しておこうかと思います。
以下、1998年
教師のための支援サイト
 このサイトは、・・・化学の指導者により運営されており、内容的には授業での利用を想定しています。普段から会議だ分掌業務だ、やれ部活だ、今度は保護者から電話だのと、時間に追われて本来の主要業務である教材研究の時間がなかなか取れないというのが、平均的な教員の実態ではないでしょうか。
 このサイトは、特に高校化学において、興味関心を高め、簡単手軽で実施容易な実験の手順や関連する情報を提供することを目的としています。サイトの名称「らくらく化学実験」の「らくらく」には、内容的な楽しさに加え、教師が効率よく実験に取組めるようにと、実験準備のための情報提供をするというような意味も込められています。
教育現場におけるIT活用を推進
 教員サイドにおけるインターネット利用の利点は、接続環境に居さえいれば瞬時にダウンロードして、必要に応じた加工編集を行うことができるところにあります。これまでは、わざわざ書籍を購入・借用したり、出張(生徒や他の教員に迷惑?)して時間をかけて情報を頂戴するなどして、多くの場合は一から資料作りをはじめねばなりませんでした。また、苦労して作りあげた有用情報でも、完成された製本のようなかたちでは、改変不可のまま特定の人にしか手に渡らずにどこかにしまわれてしまうようなことがありました。(職員室や教科室のキャビネットに眠っている山のような書類の類がそう!)
 しかし、インターネットの活用によって、必要な情報を検索、入手するだけでなく、意見交換を行うことで情報源そのものをよりよいものに更新充実を図っていくことも可能になりつつあります。本サイトは、そういったインターネット活用の利点を生かし、教師のための支援サイトとしての性格を意識しています。
広く多面的なアプローチを
 題材としては、操作が容易で失敗が少なく、特殊な物質や高価な材料を使わず手軽にできる実験を中心に選んでみました。さらに、「実際にはそううまくいかない」「こうやるとこんな失敗をする」「これは危険、環境に悪い、アレルギーを誘発する」というようなネガティブな情報も紹介しています。最近はとかく、理論はともかく楽しければ何でもよい式の実験ガイドがたくさん出回っていますが、やみくもに実験ばかりを奨励するものではなく、理科指導についての正しい理解の上に、TPOを心得た学習指導の方策を追求していこうと考えるのものです。
 また、このサイトは、学校のように限定された環境だけではなく、さまざまな生活の機会を通じ、広く自然現象に触れ、バランスの取れた科学的な感性を養うことをもうひとつの目的としています。現象面における科学的な側面はもちろん、その文化的歴史的背景に触れるなど、多面的なアプローチも試みていく価値はあると考えています。例えば、染色から古典への理解を深めたり、発酵の実験を通じてパンや味噌作りへの興味が高まるなど、学習の幅が広がっていくことを期待しています。
今後さらに充実を
 現況ではまだ、物知り的な理解が深まればいいなあという程度のものばかりではあります。しかし、今後多くの方が気軽に利用できるように、また自らの資質向上のためにも、サイトの充実を図っていきたいと思います。各ページでは、手順や反応をわかりやすく示し、一部数秒程度の動画も用意しました。受け手の利用環境を考え、意図的に画質を落とし、なんとか利用に耐える程度のものも多く含まれています。しかし、そうこうしているうちに、ブロードバンドサービスが急速に普及してきました。特に、高画質の動画も手軽に再生できるような環境が整備されつつあり、よりアクティブで表現豊かなものを考えていく必要が生まれてくるでしょう。具体的方向性として、次のように考えています。
・撮影やファイル編集技術の向上 ・配信専門サイトの有効利用等 ・ブロードバンドへの対応 ・関連サイトの発掘とリンクの充実 ・解説、有用情報の充実 ・より編集が容易な文書スタイルの統一 ・著作権への配慮 ・情報交流のあり方の検討


トップページへ戻る → 
編集:山田暢司