○未曾有の出来事・国難にて:

 この間、我が国で発生し今まさに継続していることは、報道等で知るところであり、あらためて取り上げることもないだろうが、担任個人的には、宮城県と福島県には特に関わりがある地域でもある。震度7を記録した栗原市は初任地の築館高校があり、津波が襲った南三陸町は、部活の合宿や職員観光で何度も訪れたことがある。ショッキングな映像となった仙台若林区や気仙沼には知人が少なからず居る。

 地震発生の瞬間は、進路室に居たのだが、これはただ事ではないなと直感した。体育館に
400人の生徒と避難中、居合わせた者には、人身事故程度の感覚でそのうち電車も動きだすだろうという楽観的な見方も当初はあった。しかし、交通機関は数日間マヒするだろうから、即座に保護者に迎えに来てもらい、可能な限り近所間での乗りあわせをお願いしたことは的確な判断だった。その後の臨時休校も、他校では、電車に乗ったは良いが、それが最終便になり、大渋滞やガソリン欠乏により保護者も身動きが取れなくなるという事態が多発したこと考えれば、ベターな判断だったと思う。学校は、年末の処理や新年度の準備、在籍や異動で、タダでさえ業務が集中する時期で、どれだけ大変なことになっているか、表現が困難なほどである。
 
 よって、予定していたことの多くが果たせず学年末に至っていることを本当に残念に思う次第。本来ならば、もう少し気の利いたこともできたかもしれないが、何せ未曾有の緊急事態である。かなり年配の方々ですら、戦後の混乱期に次ぐ国難と断言している。年度末から新学期を迎えるにあたり、不安不確定な要素はたくさんあるが、生徒諸君には、冷静に情勢を見極め、落ち着いた生活を心がけ、自分にできることを着実に行ってもらいたい。

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